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第17回全国高校生食育王選手権 結果報告

 
この度、高校生のための料理の全国大会、
「福井県主催 第17回 全国高校生食育王選手権」に出場しました。
この大会は3人1チームで行われます。
私たち3人が出場しました。
結果からお伝えしますと、優勝をいただき、
第17回 食育王に 私たちは なりました!!
ありがとうございます!!!
みなさんのたくさんの応援が力になりました。
ご声援ありがとうございました。
まずWEB予選が行われ、全国の高校から169チームが
エントリーしました。
私たちは関東ブロック代表として選出されました。
決勝大会は11月18日福井県の駅前の施設で行われました。
家を出てから到着まで5時間かかりました。
競技内容は大きく4つあります。
クイズ、技能チャレンジ、プレゼン、料理作りです。
今回のテーマは「地域特産の食材を使って、地域の
SDGsの課題を解決につながる丼を考えること」でした。
大会までのスケジュールはとても忙しく、
10月3日に予選突破の連絡があってから1カ月
少々しかありませんでした。
書類の提出締め切りが迫っており、
すぐに準備を始めることになりました。
1カ月の間にやることが山積みで、
葛飾祭やかつろうキッチン、検定、
就職活動などと重なって本当に大変でした。
しかし、具体的に大会までに必要なことをイメージし、
やることをリストアップし、予定通り進行できるよう
調整しました。
見通しをもったスケジュールを立てることが
大切なのだと実感しました。
これは就職したあとにも活かされる
スキルだと思います。
私たちが苦手な面ですが、精一杯調整をし、
準備を進めてきました。
大会に参加したいと考えていた私たちは、
実は1年前から少しずつ準備を始めていました。

地域との関りをもちたいと思い、
こども食堂の支援をしています。
こどもと遊んだり、お菓子やお弁当を送ったり、
フードドライブで寄付をしたり、
フラワーアレンジメントでクリスマスツリーを作り、
プレゼントしました。
このような活動を通じて、地域の課題などを把握しました。
また、都内の農業について知るため、
農家さんとの交流を行いました。
農作業のお手伝いをしたり、特産物について調べました。
JA東京アグリパークという全国のJAのPR拠点が新宿にあり、
そこで東京野菜を使った弁当を連携販売しました。
都市農業を通じての食育の大切さを学びました。
これまでの食育活動や、今回の大会の報告をするために
葛飾区の保健所でパネル展示をしたり、
食育のイベントで発表しています。

こういった活動が実を結び、課題を解決するための
レシピやプレゼンを考えることができました。
前日入りし、大会についての説明があり、
発送した荷物の荷ほどき、180cm×180cmの大きな
プレゼンテーションボードの作成、食材の購入などをしました。
大事などんぶりのお皿も割れずに届いていてよかったです。
どのチームもこだわったプレゼンボードで、
いよいよ始まるのだという実感がわいてきました。
前日夜には、ライバル校との交流会が開催されました。
福井の名物料理を提供していただきました。
選手宣誓の抽選会はこの交流会の中で行われます。
全員がなんとなく、本校が引き当てる気がしていましたが、
案の定伊東くんが引いてしまいました。
前日の夜に、選手宣誓の練習まで入ってしまいましたが、
私たちの連携の良さをPRする機会にしたいと気持ちを切り替えました。
1名が口話、2名が交代で手話を行いました。
文章を先生にもってもらい、読み上げている箇所を
指してもらいました。
会場となった新施設の「ハピリン」という名前が
ハッピーリング、幸せの輪が広がる願いが込められている
由来になぞらえ、地域の課題を解決し、
「笑顔でハッピーに!」したいという気持ちを込めて、
私たちらしい宣誓にまとめました。
競技は各配点が決まっており、私たちは1と2の競技で2位通過、
最終的には568点で優勝となりました。
出題内容は難しかったですが勉強になりました。
体感クイズのだし巻き玉子に使われている出汁をあてる問題と
牛乳の代替品をあてる問題は分かりやすかったので、
なんとか正答することができました。
会場は場外で、この時の気温が5度で、
カイロを体中に貼りまくりました。
手がかじかむ中で、思うように動きませんでした。

食材ごとの切る量が多く、すべてを切り終えることは
できませんでしたが、10種類のうち、7種類を切ることが
できました。
3人の予定がなかなかそろう日がなく、
しっかりと練習ができたのは2日前でした。
特に工夫した点は3点あり、
伝えたい情報量を整理し、初めて聞いてもわかりやすい内容と、
プレゼンボードを作成すること、ろう学校ならでは表情、
表現力をいかしたパフォーマンスをすること、3人のタイミングを
合わせるために、読み上げている文章を先生になぞってもらうこと です。

発表の順番は2番目で、1チーム目の様子が見られて、
過度に緊張もし過ぎず、最適な順位でした。
先生が最初のページにサプライズで「ドン!と楽しんでいこう」と
貼ってくれたので少し気持ちが落ち着きました。
本番は失敗なく、タイミングも合い、全力で楽しく表現できたと思います。
料理作りで工夫したことは2点です。
一つ目は、連携の合言葉を作ること。
「ハピリン」を合言葉に、緊張していても笑顔で声を掛け合い
作業をするようにしました。
二つ目は衛生面です。まずはしっかりと手洗いから始め、
作業中も常に整理整頓をしながら調理を行いました。
審査員へのインタビューが入った際にも本校の衛生面の
配慮は高く評価していただけました。

玉子焼きのIHの火力が強く、練習通りにいかず焦げ付いて
失敗してしまいました。
審査員の方が、「落ち着いて!もう一回やってもよいです」と
お声かけくださり、2回目は成功し、審査員からもグッドCをいただき、
喜びを共有することができました!

練習では時間が余っていたのですが、
提出がギリギリとなってしまい慌てました。
今回のテーマは丼ぶりでした。葛飾区の特産は小松菜なので、
小松菜を主役にした丼ぶりにしたいと考えました。
忙しい朝に作り置き料理で時短でできる丼ぶりで、
野菜不足を解消することをねらいとしています。
作り置きの煮物や玉子焼きをご飯にのせて、餡をかけました。

小松菜ソースは、作り置き料理の
「つくね・茹で小松菜・煮物の里芋・煮物のだし・白みそ」でできています。
ご飯によく合い、彩よく仕上げました。
大会中はZOOMのウェビナーで生配信されており、
たまたま授業参観で登校日となっていたので、
学校で応援してくれている生徒や先生方の様子やメッセージが
たくさん送られてきました。
休憩の度に先生が応援の様子を見せてくださって、
とても励みになりました。
せめて3位、2位になれればよいかなと思っていたので、
どちらも呼ばれなかった時点で、残念!とあきらめていました。

ところが、食育王(優勝)でチーム名が呼ばれ、まさかと思いました。
この時は驚きの方が大きかったです。
もちろんうれしさもありますが、ようやく終わったという安堵感もありました。
本当に優勝したの!?と唖然としています。
実感のわかないまま、本当に優勝をいただいてよいのか!?
と疑問を感じつつ記念撮影やインタビューなどを受け、
帰りの電車に間に合うようにあわただしく支度をしました。

夜には雨が雪へと変わったそうで、相当な寒さの中、
競技が行われていたのだと改めて知りました。本当に寒かったです。
大会を通じて、1年前から交流を通じて活動を
支えてくださった方々がいます。
私たちの技術が上達するよう、集団調理のお弁当を
買ってくださった先生方がいます。
私たちが大会に出ている間、お菓子製造や
レストラン準備をしてくれた仲間がいます。
大会の開催はたくさんの方のご協力のおかげで
成り立っていて、参加させていただけていることを
改めて感じました。

優勝できたのは、本当に皆さんのおかげです。
ありがとうございました!
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電話 : 03-3606-0121 ファクシミリ : 03-5697-0275
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